
歌舞伎十八番『勧進帳』の舞台としても知られる石川県小松市安宅町は、古くより日本海側の海上交通の要として栄え、人や物資のみならず、文化や美意識が交差した港町。

歴史と文化が折り重なるこの地で、ひときわ隆盛を極めた※廻船問屋「沖家」(日本遺産・元北前船藩主の邸宅)が、宿泊施設として生まれ変わることで、時代を越えてあらたな時を刻みはじめました。
※廻船問屋:江戸時代に荷主と船主(廻船)の間に立ち、貨物の積み下ろし、保管、売買の斡旋、金融、船員の手配などを一手に引き受けた港湾の問屋。



邸宅の面持ちを活かして、それぞれ異なる個性を持つ全3室の客室。受け継がれてきた歴史を現代の眼差しで静かに編み直した客室に心がほどけます。

凪(Nagi)|母屋(169㎡・定員8名・サウナ付き)
かつて母屋として使われていた空間を活かした最も広い客室。畳のやわらかな質感に包まれながら、サウナを備えたゆとりある滞在が可能。

月明(Getsumei)|蔵(66㎡・定員3名)
蔵を再生した客室で、天窓から差し込む光が印象的な空間。時間とともに移ろう光の表情を楽しめます。

汀(Migiwa)|蔵(109㎡・定員4名)
蔵を活用した客室で、大きな縁側が特徴。2階からは海を望むことができ、湊町ならではの風景とともに滞在を楽しめます。

窯元「錦山窯」の作品
共用部には、100年以上の歴史を持つ九谷焼の窯元「錦山窯」監修によるギャラリーも併設。伝統を現代に受け継ぐ名窯が選び抜いた逸品が、空間を静かに彩ります。この土地に受け継がれてきた工芸の美意識に触れながら、作品と静かに向き合うひとときを楽しんでみてはいかがでしょうか。気に入った作品は、購入も可能です。

窯元「錦山窯」の作品
滞在中は、地域の風土や歴史に根ざした“かつての暮らし”を感じる体験が用意されています。

地元の食材を活かした朝食
朝食には地元の食材を用い、土地の日常に寄り添う食の時間を提供。

客室「汀(Migiwa)」に差し込む光
中庭や縁側では、小倉織物のカーテン越しに移ろう光や風を感じながら、静かな時間を過ごすことができます。空間・食・しつらえのすべてを通じて、この土地に積み重なってきた時間の流れを、五感で味わう滞在を過ごしてくださいね。
客室数:全3室
開業:2026年5月1日
所在地:〒923-0003 石川県小松市安宅町ワ35
アクセス:JR小松駅より車で11分/バス+徒歩で15分、小松空港より車で6分/バス+徒歩で25分