2018年の開業以来、「地域の魅力をプロデュースし、日本の地方都市を世界からの目的地にする」をミッションに掲げ、山形庄内の自然や食、文化、人々の営みを“滞在”を通して届けてきたSHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE。海・山・川・平野が近接する庄内には、四季とともに育まれてきた風景や暮らしがあります。

SUIDEN TERRASSEは庄内を拠点とするホテルとして、この土地ならではの時間や体験を訪れる方へ伝えるとともに、地域文化と旅人をつなぐ拠点として、さまざまな取り組みを続けてきました。地域食材や食文化を伝えるイベント、酒蔵や生産者との連携、農業体験、地域の風景や営みを発信する企画など、ホテルという枠を越えながら、庄内という土地そのものの価値を届ける活動を展開しています。
そして、開業8周年を迎える2026年、SUIDEN TERRASSEは、これまで育んできた地域との関係性をさらに発展させ、新たな文化発信と創造の場づくりへと歩みを進めます。

SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE は、「晴耕雨読の時を過ごす、田んぼに浮かぶホテル」をコンセプトに、2018年に庄内平野で知られる山形県鶴岡市に開業。世界的建築家坂 茂氏 が設計を手がけ、山形庄内の自然・食・文化を活かした宿泊体験や体験型プログラムを提供しています。滞在中、訪れる方々は四季折々の庄内の景色や地域資源に触れ、地域文化や生活に根ざした学びや交流の機会を体験できます。
住所:山形県鶴岡市北京田字下鳥ノ巣23-1
東北芸術工科大学は、地域との接続を重視した実践的な教育・表現活動に取り組んでおり、学生が実際の土地や人と関わりながら学びを深めています。

今回のプロジェクトは、東北芸術工科大学 グラフィックデザイン学科講師であり、鶴岡市出身の本間拓真氏との2021年からの関わりをきっかけに生まれたもの。2021年に販売を開始したオリジナル日本酒「スイデンの秘蔵酒」のラベルデザインをはじめ、館内案内や客室内掲示物など、これまでさまざまな場面で協働を重ねるなかで、庄内という土地の風景や文化、人々の営みを、どのように記録し表現していくかを共に模索。当事者として土地に向き合う視点と、外部からの客観的な視点。その両面を行き来しながら、地域の魅力を編集し、表現する取り組みを続けてきた延長線上から生まれた共創プロジェクトです。
2026年6月より、東北芸術工科大学 グラフィックデザイン学科との共創プロジェクト「C/C/C Field Works」が本格的に始動。本プロジェクトは、東北芸術工科大学 グラフィックデザイン学科にとっても意義ある挑戦となる実践型クリエイティブプロジェクト。学科内の有志学生メンバーによって発足し、第一弾としてSUIDEN TERRASSEでの活動を起点に、地域に根ざした表現やフィールドワークを通して、さまざまな土地や場へと活動を広げていくことを目指しています。これまでSUIDEN TERRASSEは、庄内の文化や食、風景、人々の営みを伝えるさまざまな取り組みを行ってきました。今回のプロジェクトでは、庄内平野に根ざす当館を舞台に、プロジェクトメンバーが地域やホテルの魅力を編集・発信しながら、デザイン、撮影、編集、インスタレーションなど、多様な領域を横断する表現活動に取り組みます。

「C/C/C」はCreative(創造的な)・Cultivated(耕作された)・Cultural(文化的な)の頭文字です。大学で培った創造力を携え、田畑を耕すように地域と深く関わり、その先に豊かな文化的営みを広げたいという思いが込められています。「Field Works」は現地に足を運ぶ姿勢を表し、複数形の「Works」には作品が地域や世界へ届くことへの願いも重ねています。
【1】YAMAGATA SHONAI SAKE STORY
2023年よりSUIDEN TERRASSEが庄内地域の酒蔵と連携し開催している日本酒イベント「YAMAGATA SHONAI SAKE STORY」において、フライヤーやメニュー、コースターなどのクリエイティブ制作を担当。単なるグラフィック制作にとどまらず、イベント全体の世界観づくりにも関わりながら、庄内の酒文化を新たな視点で表現する。
【2】スイデンテラスの米づくり体験
ご宿泊者様に“食の循環”を体験していただく取り組みとして実施している、契約農家の田んぼでの米づくり体験にも参画。プロジェクトメンバーも実際に田んぼへ入り、農作業や地域の営みを撮影・記録しながら、庄内の風土や暮らしを伝える表現活動を行っていく。
【3】SUIDEN TERRASSE 開業8周年企画 アートブックイベント開催

※イベントイメージ。SUIDEN TERRASSEの周年イベントとして開催を予定
2026年9月19日(土)・20日(日)の2日間をメイン開催日とし、SUIDEN TERRASSE開業8周年企画の一環となる東北芸術工科大学と連携したアートブックイベントを開催予定。「記録すること」をテーマに、ZINE展示やワークショップ、パフォーマンスなど、旅や滞在、風景をそれぞれの視点で持ち帰ることのできる企画を展開します。地域で活動するクリエイターやパフォーマーとの連携も予定しており、庄内の文化や表現が交差する場を創出する。

(画像左)SUIDEN TERRASSE総支配人・中 弥生(画像右)東北芸術工科大学 グラフィックデザイン学科 講師・本間 拓真
「開業8周年を迎える節目に、東北芸術工科大学の皆様とこのような素晴らしいプロジェクトを始動できることを大変嬉しく思います。SUIDEN TERRASSEは単なる宿泊施設ではなく、庄内の豊かな自然や文化を未来へつなぐ拠点を目指してきました。学生の皆さんの瑞々しい感性とクリエイティブな視点が、この庄内の田園風景や営みと交わることで、新しい視点からどのような新しいアウトプットが生まれるのか、今から楽しみでなりません。大学、ホテル、そして地域が一体となり、世界へ向けた次なるイノベーションを庄内から発信してまいります」(SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE 総支配人・中 弥生)
「今回、このようなプロジェクトを立ち上げることができたことを大変嬉しく思います。開業から現在に至るまで、地域の文化を大切にし、土を耕すように地域と向き合い続けてこられたSUIDEN TERRASSE様との共創の機会は、学生にとって大変貴重な学びの場となります。キャンパスから飛び出し、SUIDEN TERRASSEの皆様ならびに地域の皆様と対話するなかで、学生らしい新しい視点とアイデア、デザインの力によって庄内の魅力がどのように可視化されていくのか、指導者として楽しみにしています。私たちの関わりが、この地にとっての水や風となり、少しずつ地域に浸透していく——そんな豊かな土壌を育むような活動になれば嬉しく思います。庄内の文化を世界へと届ける拠点であるSUIDEN TERRASSE様と共に、この共創から生まれる作品や活動を、ここ、庄内から世界へと発信していけるよう、全力で取り組んでまいります」(東北芸術工科大学 グラフィックデザイン学科 講師・本間拓真)
山形の豊かな自然を感じるSHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSEは、田んぼに浮かぶような佇まいをはじめ、木を活かした客室や山形・庄内の“農”とつながるレストラン、田園風景を眺めながら読書を満喫できるライブラリーなど、庄内の魅力を心ゆくまで楽しめるホテル。さらに庄内にはエメラルドグリーンの水面が神秘的な丸池様や米どころ庄内のシンボル山居倉庫など魅力的なスポットが盛りだくさんだから、ぜひこの機会に山形を巡る旅を検討してみてくださいね。