※この記事は「ビーパル」に掲載されたものです。
日本が世界に誇る、山陰海岸ジオパークトレイル。日本海沿岸を鳥取、兵庫、京都の3府県にまたがる総延長約230kmのロングトレイルだ。
27あるセクションはどこから歩いてもOK。今回は、鳥取県岩美町で海岸沿いの絶景を眺めながら歩き、港町から遊覧船に乗って、海上からの展望も楽しめちゃう“コース8”をチョイスした。
全長3.9km、スタートからゴールまでの目安は90分ほど。トレイルに慣れている人はもちろん、ビギナーでも無理なく楽しめる。
「見て見て! あれが千貫松島(せんがんまつしま)だよ。立派な松の木があるでしょ~」
と、この地を幾度となく歩いている森山の声が弾む。初参加のブッシュは汗だくになりつつも、海からの風が気持ち良く、疲れなんてなんのその。
「どこから撮っても絶景なのがすごい!」
と、カメラを手にしてパシャリ。ふたりの旅の思い出がどんどんたまっていく。
港町に着いたら遊覧船に乗って、透明度抜群の「岩美ブルー」の海上をクルーズしながら、先ほど歩いた景勝地をまたパシャリ。
映えスポット満載で、撮影が止まらない。“記憶”も“記録”もいっぱいになって、旅を終えてからも延々と楽しめちゃうトレイルでした!
城原海岸に降り、長い年月をかけて形成された岩肌を眺めながら進む。
大小さまざまな島を望む鴨ヶ磯。花崗岩(かこうがん)由来の白い砂浜は、キラキラしていて、宝石箱の上を歩いているかのよう。
トレイル上には日本海の絶景を一望できるスポットがたくさん! その都度足を止めて、パノラマビューを眺めたり、写真を撮ったり。ゆっくり進みたくなる。
旧鳥取藩主、池田綱清(つなきよ)公が「我が庭にこの松を移すことができた者に禄千貫を与える」と語ったことが由来。
穴は日本海の荒波によってつくられた海食洞門(かいしょくどうもん)。
遊歩道を抜け、昔ながらの風情が残っている網代でランチタイム。新鮮な海の幸が最高過ぎて、ごはんがすすむ!
あじろカフェ なだばた
鳥取県岩美郡岩美町網代118-58
お問い合わせ:0857(72)8414
旅の締めは遊覧船に乗って海上散策~。船長の楽しいお話を聞きながら岩美ブルーを堪能。海の中がとってもクリアなのだ!
山陰松島遊覧
鳥取県岩美郡岩美町大谷2182
小型船:大人2,500円/小人1,800円
お問い合わせ:0857(73)1212
浦富海岸島めぐり遊覧船の情報はこちらから https://yourun1000.com/