※この記事はBE-PALに掲載されたものです。

わが家の共通の趣味は山登りでしたが、今年はクマ出没ニュースにビビって紅葉シーズンも登れずじまい…。でも、そんな山に行けない時間が、新しい家族の趣味を見つけるきっかけになりました。それが、海釣りです。釣って楽しい、食べておいしい「キャッチ&イート」の完結スタイルが、食いしん坊の私たちにぴったり。そんなデビュー戦の舞台に選んだのが、富山県黒部市にある石田フィッシャリーナという海洋レクリエーション施設。絶景スポットとしても知られていて、映画『釣りバカ日誌13』のロケ地にもなったこの場所で、わが家の新しい趣味が静かに始まりました。今回はそんなレポートです。

夫の実家は北陸の石川県金沢市。毎年、漁期が短い香箱蟹(こうばこがに)の解禁に合わせて帰省しています。今年は義母も一緒に富山へ足を伸ばしました。宿泊先の金太郎温泉近くで、偶然、初心者にぴったりの海釣りスポットを発見。それが今回の舞台、石田フィッシャリーナという施設です。
じつはここ、あとで知ったのですが、 映画『釣りバカ日誌13』のロケ地にもなった場所。釣り好きの間では「聖地」としても知られているそうです。

富山県黒部市にある石田フィッシャリーナは、マリーナと安全に釣りができる大きな桟橋が併設された施設。地元では、おかっぱり(岸釣り)の人気ポイントとして知られているそうです。

隣には海水浴場、近くにはキャンプ場もあり、家族レジャーの拠点としても魅力的です。

海釣りは道具の準備が大変なイメージですが、ここはほんとうにシンプル。
竿レンタル+仕掛け+エサ=1,830円でした。
「初心者です」と伝えると、スタッフさんがポイントや道具の扱い方を丁寧に教えてくれました。子ども用ライフジャケットの無料貸し出しもあって安心です。


サビキ針の封を開けたら、すぐに釣り開始。この瞬間、わが家の海釣りに対するハードルが一気に下がりました。

金沢の祖母は、能登半島の輪島出身にもかかわらず「こんなにきれいに能登半島が見えるなんて」と、感激していました。景色のいいつり桟橋は魅力的です。スタッフさんいわく「初心者は管理棟から桟橋の間が釣りやすいですよ」とのこと。まずはそこで挑戦します。


竿は1本だけ。エサをサビキ籠に入れる係、糸を垂らす係、家族みんなで協力します。

がさつな次男はエサをこぼしつつも、釣りを始めるとなぜか彼だけに魚が掛かる!



次男だけ連続ヒット。スタッフさんいわく11時から14時ごろは釣れにくい時間帯とか。それなのに、この集中力は見事。一方、釣れない長男は「楽しくない」と本音をポツリ。そんな彼に、つい私は言ってしまいます。
「釣れなかったら移動する勇気、ポイントの見極めが大切!」
「でもね、待つ時間を楽しむのも釣りなんだよね」
なんだか人生そのもの(笑)。
そんな会話をしつつ、長男は途中から私のカメラで鳥の撮影に夢中に。それぞれの楽しみ方があっていいのかもしれません。


その少年は、家族で岐阜県から来ており、なんと深夜2時から釣り糸を垂らしていたとのこと。釣り場では「釣れた?」などと自然に会話が生まれ、そんな交流も楽しい時間です。
次男が釣ったアジは持ち帰らず、ひとりで釣りをしていた女性にプレゼント。富山市から来ているという彼女は「先週は100匹以上釣れて処理に困ったわ」と豪快に笑っていました。ちなみに女性も毎回釣り竿などはレンタルしているそうです。

今回の体験で、海釣りが家族の新しい趣味になる確かな手応えを感じました。釣って楽しい、食べておいしい。やっぱりこの「完結スタイル」がわが家らしい。
今年のお正月は外房で釣りデビュー。リュックに竿を挿し、バケツ片手に基地から歩いて釣り場へ行く予定です。そうなんです。海釣りには最高のシチュエーションなのに、今までやり方がわからなかったのです。
なめろう、さんが焼き、3枚おろし……。外房釣り生活へ向けて着々と準備しています。そのレポートもまた書きますね~。