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【岡山・愛媛】産業の現場を舞台にした新しい分散型芸術祭「瀬戸内産業芸術祭2026」今秋初開催

2026/08/13

日本の第一次産業&第二次産業を魅力的に伝える、新たな芸術祭が誕生

2026年10月3日(土)から10月31日(土)まで、岡山・瀬戸内エリアを舞台に「瀬戸内産業芸術祭2026」が初開催。本芸術祭の趣旨に賛同する地域の7つの企業・団体とともに、いまも稼働を続ける工場や産業の現場を会場に、ひと月にわたる芸術祭をつくりあげます。

塩業、繊維、造船——瀬戸内の暮らしを支えてきた産業から、蓄電池や資源循環といった現代の産業まで。瀬戸内産業芸術祭は、多彩な産業の現場そのものを舞台にした、新しいかたちの芸術祭。アーティストたちは、ものづくりの現場に流れる時間、積み重ねられた技術、働く人々の風景を、それぞれの視点で再解釈します。普段は扉の向こうにある産業の現場がアートを通じてひらかれ、地域全体がひとつの「分散型美術館」になる——そんな体験が待っています。

瀬戸内産業芸術祭2026の3つの特徴

  1. 稼働中の工場・産業現場等7会場を、アートの舞台として公開
  2. 製塩、学生服、デニム、造船関連、蓄電池、資源循環など、多彩な産業を横断
  3. 妹島和世、長谷川祐子らの監修による、その場所でしか成立しない展示・ツアー

「瀬戸内産業芸術祭2026」開催の背景とは

日本の経済を長く支えてきた製造業は、いま、担い手不足や技能継承、地域産業の発信力の低下といった課題に直面しています。地方のものづくりの現場には、高い技術と豊かな歴史がありながら、その魅力が十分に伝わっていないことも少なくありません。

瀬戸内産業芸術祭は、そうした産業の価値をアートの視点から再発見し、地域の内と外へひらいていく試みです。工場やプラントを単なる生産拠点としてではなく、地域の歴史・技術・人の営みが息づく文化的資産として捉え直します。若い世代をはじめとする幅広い人々が地域産業に触れる入口をつくり、産業への新たな関心と文化的価値の創出を目指しています。

「産業芸術」という考え方

瀬戸内産業芸術祭を運営する一般財団法人日本産業芸術財団が掲げる「産業芸術」とは、工場や産業現場に蓄積された技術、人の営み、地域の歴史を、アーティストの視点から再解釈する試みのこと。機能と効率の場として見られがちな産業の現場には、熟練した人の手、巨大な設備、そして土地の記憶が幾重にも積み重なっています。アートを通じてその価値をひらき、身近で豊かな体験として伝えていくための芸術祭です。

展示作品・展示作家(予定)

◾️藤クリーン株式会社(岡山県岡山市)
展示作家:合同会社バンクトゥ
監修:長谷川 祐子、大倉 佑亮、三宅 敝大

◾️児島ジーンズストリート(岡山県倉敷市)
展示作家:旧野崎家住宅の展示/SYMBOLPLUS・第二展示/調整中
監修:旧野崎家住宅の展示/佐竹 正基・第二展示/長谷川 祐子、大倉 佑亮、三宅 敝大

◾️ナイカイ塩業株式会社(岡山県玉野市)
展示作家:山本 基、SYMBOLPLUS
監修:佐竹 正基

◾️株式会社トンボ(岡山県玉野市)
展示作家:調整中
監修:佐竹 正基

◾️株式会社パワーエックス(岡山県玉野市)
展示作家:SAI
監修:佐竹 正基

◾️三国工業株式会社(岡山県玉野市)
展示作家:MANTLE(伊阪 桓+中村 壮志)
監修:長谷川 祐子、大倉 佑亮、三宅 敝大

◾️オオノ開発株式会社(愛媛県東温市)
展示作家:西沢 立衛、増田信吾+大坢克井、山田 紗子
監修:妹島 和世
アドバイザー:長谷川 祐子、大倉 佑亮、三宅 敝大

参画企業(予定)

  • 藤クリーン株式会社(岡山県岡山市)|「廃棄物を資源へ」を掲げ、産業廃棄物の収集運搬から中間処理・最終処分までを一貫して担う。
  • 児島ジーンズストリート協同組合(岡山県倉敷市)|「国産ジーンズ発祥の地」児島で、約400メートルの通りに地元メーカー約40店舗が軒を連ねる。
  • ナイカイ塩業株式会社(岡山県玉野市)|かつての塩田で培われた製法を礎に、瀬戸内の海と歴史が生んだ塩を今に受け継ぐ製塩会社。
  • 株式会社トンボ(岡山県玉野市)|1876年、玉野・八浜の足袋製造を起点に学生服へと進化した、創業150年を誇る日本有数の学生服メーカー。
  • 株式会社パワーエックス(岡山県玉野市)|蓄電システムの開発・製造を軸に、電気を蓄え、必要なときに届ける仕組みづくりまでを一貫して手がけるエネルギー企業。玉野の工場「Power Base」を拠点に、持続可能なエネルギー社会の実現に挑む。
  • 三国工業株式会社(岡山県玉野市)|大正6年創業。国内シェアトップを誇る舶用大型エンジン部品をはじめ、設計から製作・修理までを一貫して手がける。
  • オオノ開發株式会社(愛媛県東温市)|解体・土木から産業廃棄物処理、汚染土壌の浄化までを手がけ、半世紀にわたり地域の環境事業を築く。

瀬戸内産業芸術祭2026

会期:2026年10月3日(土)~10月31日(土)
会場:岡山県(岡山市・玉野市・倉敷市)、愛媛県(東温市)の参画企業の工場・産業現場等7会場
鑑賞方法:会期中の公開日時は会場ごとに異なります。全作品事前予約制とし、ツアー形式または個別チケットでの鑑賞を予定。詳しくは7月中を目安に公式サイトにて公開予定です。

アートを通じて日本の産業の魅力を体感

美しい自然に温暖な気候、豊かな食や観光で人気の高い瀬戸内エリアは、アート好きの中でも関心が高いスポット。今秋は新たな芸術祭を含めて、岡山&愛媛旅をもっと充実させるのもおすすめです! ぜひ本芸術祭を通して、日本の第一次産業・第二次産業の価値と魅力を再発見してくださいね。