山陰海岸ジオパークトレイル
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鳥取エリアをセクションハイクで楽しむ「山陰海岸ジオパークトレイル」

2023/09/28
千貫松島

 総延長約230kmの山陰海岸ジオパークトレイルは27のセクションから成り立つ。BE-PALがおすすめするセクションは、鳥取県エリアを代表するあのコース×2だ!

山陰海岸ジオパークトレイルのコース

■小型船の冒険クルージングからスタート!

 鳥取、兵庫、京都の3府県にまたがって日本海沿岸に延びる山陰海岸ジオパークトレイル。日帰りで歩けるセクションとして27のコースに分けられ、誰もが楽しめる歩き道として整備されている。今回紹介する鳥取県エリアのデイハイクコースは、230kmのうちでもっとも風光明媚&ダイナミックな海岸線を歩き、海上アクティビティーも楽しめるコース8と9をつなげたスペシャルセクションだ。

浦富海岸島めぐり

 スタートは小型船で目覚めの冒険クルーズへ。
 奇岩や洞窟の上に刻まれる道を見上げ「あんなところを歩くのか!」とトレイルへの期待が一気に膨らんだ。網代港から千貫松島(せんがんまつしま)を愛で、今コースの最高地である網代埼(あじろさき)灯台へ登り、白浜が点在する鴨ヶ磯(かもがいそ)へとアップダウンを繰り返す。この起伏こそ、隆起と侵食を続ける山陰海岸の醍醐味だろう。大地の息吹を体で感じたあとは、歴史ある田後(たじり)港で脈々と続いてきた漁民の生活に触れる。

網代港

■ジオパークの成り立ちを学んでゴール!

 2km以上続く美しい白浜と岩美ブルーの海に誘われて、思わず靴を脱いで裸足で歩く浦富(うらどめ)海水浴場。山陰海岸ジオパーク海と大地の自然館で日本海の成り立ちを学んでゴール。クールダウンはSUPに乗って海上散策へ。「あんなところに洞門が!」海からトレイルを観察するとまた新たな発見が待っている。

岩美町立渚交流館でのSUPツアー体験
BE-PAL本誌
BE-PAL本誌
●『BE-PAL』2023年10月号