保育士、外科医、消防士、83歳の“大人の少年”…。秋の週末、バラエティーに富んだ11人が山田緑地の焚き火場に集結した。“森の焚き人”第2期生に志願してきた11人だ。「“森の焚き人”とは、子ども向けの焚き火イベントをサポートするスタッフのことです。今日はその養成講座。焚き火技術や伝え方をマスターしてもらいます」(北九州市公園緑地部・梅野岳さん)。30世紀の森づくり――山田緑地は、森の持続的な保護・利用をテーマに掲げている。一角にあるパルパークの焚き火場でも、「子どもたちにたくましく生きる力を!」のコンセプトを世代を超えて実現するために、焚き火のやり方や楽しさを伝え続けることが大事だと考えている。30世紀まであと881年。新たな“森の焚き人”と一緒に、山田緑地焚き火場の3年目が始まった。