※この記事は「DIME」に掲載されたものです。
町工場が多数集まる、大阪府八尾市。「モノづくりの町」で今、イノベーションが起こっている。受注生産をメインにBtoB取引を行っていた町工場が、つぎつぎと自社製品を開発。市内外から注目を集めている。そんな八尾市の町工場がつくりだした「生活雑貨」がハンズ梅田店に集結! モノづくりの奇才たちによる逸品を手に取って、購入できるチャンスだ。
目ヂカラで大切なものを見守る、貼るだけ防犯テープ。日常生活で、監視の目がないことで起こる大小さまざまな犯罪行為から着想。ただ「目」がプリントされたテープではなく、21人の「視線」で、あなたの生活に安全と安心をもたらしてくれる。
人にお気にいりの本をかす。貸してもらったハンカチをかえす。小さくなった子供服をゆずる。そんな「手わたし」のシーンで大切なものを包んでそのまま渡せるあたらしい用途のふくさ。日本の「つつむ」かたちが親しい人へのさりげない心づかいを伝える一品。
まるでガラスのようなシリコーンゴム製のグラス。
切子ガラスのようなラグジュアリーなデザイン、シリコーンゴムの特性を活かし使用シーンの多様性を実現、八尾市が誇る職人技の集大成といえる逸品。
狭く熱がこもりやすい自動車の内部。限られたスペースでいかに効率的に冷却させるかが車の安全性や性能に直結するという品質要求の厳しい部分だという。そんな要求を解決するためにミナミダが蓄積して来た技術を詰め込んだのが、食品を解凍するOMRIQ PLATE。
毎日無理なく、継続して鉄分を摂るために。鉄フライパン職人が、現代女性の鉄分不足に着目した製品として、ありそうでなかった「お味噌汁」に特化したお鍋を開発。
世界中の人々の人生に彩りを届ける会社。職人がひとつひとつ丁寧につくりあげた真鍮アイテムは日常のさりげないアクセントに。使い込むほどに味わい深い色味に変化していくのを楽しめる。
バイオマスプラスチック(ライスレジン)を20%混ぜることでCO2排出量を約20%削減するサステナブル歯ブラシ。六角形の断面をもつスパイラル毛のエッジがスッキリとプラークをかき落とす。
「置くだけ」 で水切りが可能。素材は植物を資源活用し生成された、パナソニック製の原料セルロースファイバー成形材料(kinari)を本体に採用。企画から生産まで全て日本国内で行う完全な日本製。
創業100周年を迎える大正13年創業の石鹸メーカーです。SOMALIのネーミングの由来は、”そざいのかたまり”。必要最小限の素材のみを使用し、必要ないものは入れない。”本当にいい”と言えるものを作るためにシンプルを突き詰めた石鹸。
ふすま職人がひとつひとつ丁寧に和紙を張ったキーフック。「和からはじまる、和からつながる」居心地のよさを日常の生活に。
0.01mmの精度にこだわる真鍮加工メーカーの職人がつくる削り出しの真鍮ペン。気分に合わせ重心を変えることができ、書く楽しみを味わいつづけることができる。
八尾市の「新しいモノづくり」を加速させているのが、2022年にスタートした、八尾市デザインイノベーション推進事業「YAOKONTON」だ。八尾市、京都芸術大学、電通、クリエイターが一体となり、同市の町工場の自社製品開発をさまざまな角度からサポートしている。