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ロコ・ラボニュース
こども家庭庁は、成育過程にあるこどもの健やかな成長や妊産婦の健康増進に寄与した個人・団体等を表彰する「令和7年度健やか親子21内閣府特命担当大臣表彰」の表彰式典を、11月28日（金）に同庁（東京都千代田区）で開催することを発表した。
本表彰は、成育医療等基本方針に基づく国民運動「健やか親子21（すこやかおやこにじゅういち）」の一環として行われるもの。長年にわたり地域社会でこどもの成長を見守り育む活動に尽力した個人や団体、また先駆的な取り組みで成育医療施策に貢献した自治体や企業を称えることを目的としている。
「健やか親子21」は、「すべての子どもが健やかに育ち、安心して子育てできる社会を作るため」の、国を挙げた国民運動のこと。母子保健（お母さんと子どもの健康）の向上を目的として、2001年（平成13年）からスタートした。「21」は21世紀を意味している。以前は厚生労働省が主導していたが、こども家庭庁の発足に伴い、現在は同庁が中心となって推進している。
主に「すべての子どもの健やかな成長」「妊産婦（お母さん）の健康の保持・増進」「地域社会全体で子育てを見守る環境づくり」を目的としている。
こども家庭庁の発足に合わせ「成育基本法」という法律に基づく運動にリニューアルされたことから、単なる「医療・保健」だけでなく、「教育」「福祉」とも連携し、より幅広い分野で切れ目なく子どもと家庭を支える仕組みへと進化した。行政だけでなく、企業、学校、NPO、市民団体などが協力して活動を行っている。
表彰は大きく分けて「功労者表彰」と「健やか親子表彰」の2種類が設けられている。「功労者表彰」は、妊産婦の健康保持やこどもの成育支援などの取り組みに長年携わり、地域づくりに貢献した個人及び団体が対象。「健やか親子表彰」は、国や自治体の施策に協力し、先駆的な取り組みを通じて貢献した自治体・団体・企業に贈られる。
表彰式は「令和7年度健やか親子21全国大会（母子保健家族計画全国大会）」内で行われ、黄川田仁志・内閣府特命担当大臣が出席する予定だ。
