
会見から個別取材まで、終始明るく”晴れ晴れ”した表情の伊原木県知事
都内で行われた岡山県のPRイベント終了後、ロコ・ラボでは伊原木隆太知事に独占インタビューを実施。岡山の魅力や未来像など、たっぷり伺いました。
JO1・豆原一成さん&ふなっしーも登壇した会見の様子はコチラから
「岡山出身の有名人が増えたのは実はここ10年ぐらいのことなんです。中でも豆原さんは、若い方や女性など、今まで岡山県にあまり訪れたことがなかったファン層を抱えているので、今まで岡山を意識していなかった人にも気にしてもらえたらという狙いはありますね。ただ、ここだけの話、税金を使ってPR活動をしているのでそんなにものすごい謝礼をお支払いできるわけではない。なので我々が誰が良いかと選べる立場ではないのですが、豆原さんが郷土愛から協力しようと言ってくださったことにとても感謝していますし、こんなに人気の方にご登場いただけて幸運な気持ちです。
ふなっしーについては、あの通り(後ろで飛び跳ねるふなっしーを見ながら)長く人気なのが頷ける素敵なキャラクターですよね。岡山県出身ではない上に船橋市の非公認キャラクターでもあるので、我々からすると珍しいパターンではありますが、桃が大好きだったり、岡山県の備前長船刀剣博物館でコレクションを展示したり、岡山県に20回来たことがあったり…実は岡山愛に溢れていたというところが起用の理由です」

「豆原さんはTHE芸能人! という感じでキラキラしていますね。さすがに恋心を抱いたというわけではないですが、誰かに課金する人の気持ちがちょっとわかりました(笑)。この仕事をしていると、関係者の中では私でも若いぐらいなんです。普段あまり触れ合わない若くて爽やかな豆原さんとご一緒できて役得でした。
ふなっしーのことはテレビなどでよく見ていてたので、今回会うことができて、これまた選挙に出て当選してよかったなという気持ちです。ふなっしーは活動をはじめて15年ということで、長くみなさんから支持されていますよね。流石のサービス精神で好かれるのには理由があるんだなと感じました。ふなっしーは小さな仕事でも一生懸命やると言っていましたが、本当にまったく手を抜いている感じがしないですね。私も(県知事就任)14年目。1期目のころから“偉そうにはなりたくない”と思っていたので、常に全力投球でいきたいと思っているところなど相通ずるものがありました」

「クラスですごい人気があるとか、目立つとか、不良とか、かっこいいとか、そういう存在ではないけれどいつもニコニコしている子っているじゃないですか。岡山県ってそういう感じなんです。北海道や沖縄のように日本の端だったり、東京や京都といった“隣のクラスの人でも知っている有名人”という感じではないけれど、同じ班になると助けてくれたりするような、居心地が良い存在。基本的に誰からも嫌われなくて、競争したり目立つことはない。そんな存在です。
よく聞く話ですと、転勤になり岡山支店長に任命されても、福岡や札幌のようにテンションが上がる人は少ない。でも、引退してから『あの時の支店長時代がすごく良かったんです』と言って引っ越してくる人がいらっしゃるんです。他の地方でもあることかもしれませんが、『こんなに居心地の良いところだとは知らなかった』と言っていただけるのが嬉しいですね。
私も高校卒業後一度岡山を出て29歳の時にアメリカでMBAを取得し、ニューヨークで就職先までみつけたタイミングで諸事情で岡山に戻って・・・気付けば30年です。岡山を目指してくるかは別として、住んでみると居心地が良いからこのままでいいか、と思わせてくれるのが魅力ですね。
カリフォルニアも住みやすいなと感じましたが、少し似ているところがあります。こんなにもお天気が良くて、豊かな自然ある景色の中でごはんを食べていたら、もうあとは何も望まないなと。台風などで雨が降ることももちろんありますが、休校になるほどの大雨は滅多にありません。私も小中高と休校になった記憶がないぐらいです。雨だけではなく、地震の発生も比較的少ない地域として知られています。東京で会議をしていた時に地震にあったことがあるのですが、岡山県のメンバーが机の下に隠れる中、地震に慣れている東京の事務員さんが何食わぬ顔をしてお茶を汲んで入ってきてくれたことがあるほどです」

「岡山の人は一度は経験しているんじゃないでしょうか。出身地を聞かれて、大阪より西と言うと『大阪?それとも兵庫?あ、広島?』って…何か飛ばしてない!? というようなことが。なので『ここにいるぞ!』という存在感を高めていきたいですね。例えば瀬戸内の地域だけでも、似ているところもあるけれどそれぞれ特色があるので違いを知っていただけたら嬉しいです。最近は藤井風さんが岡山弁で歌ってくださったり、岡山県出身の有名人が増えてすこしずつ岡山県のイメージも上がってきているので、この調子で岡山県を広めていきたいです。
一番目指しているところは、北海道です。大学でいろんな地方出身者と出会うとき、北海道出身ときくとなんか『いいな〜』みたいな雰囲気になりますよね。そこを目指しています。
アメリカでもカリフォルニアって昔はワイルドウェストのイメージが強くて、未開の地ぐらいの言われ方をしていたんです。そこから今では全米50州の中でもかっこいいエリアとして知られていますよね。そのようにイメージって変わっていくもので、50年スパンぐらいで、いずれ『岡山っていいね!』と言ってもらえるように頑張っていこうと思っています」
「今岡山県はロケ誘致にも力を入れています。岡山県は雨の降らない日が全国平均と比べて1か月多いので、忙しい俳優さんたちのスケジュールを雨を理由に再調整するリスクを減らすことができるんです。おかげで今ロケーション撮影が増えていて、2023年には岡山県内8市町で撮影された映画『とんび』で「ロケーションジャパン大賞」のグランプリ、2026年も倉敷市を舞台にした映画『蔵のある街』でノミネートされています。作品のロケ地や舞台に選ばれると岡山県に“聖地”が増えるということなので、ぜひご検討いただけると嬉しいなと思います。
最近で悔しかったのは映画『ドライブ・マイ・カー』 ですね。主人公が赤い“サーブ900ターボ”に乗って東京から西を目指し、広島が舞台となる物語なのですが、隣の岡山で降りてくれていたら! という気持ちでした。といいながら当時の広島の知事とはアメリカの学生時代からの友人ですし広島県が嫌というわけでは決してないです(笑)。あれだけ評判の作品となると余計に岡山に来てほしかったなと思いますね」

プロジェクトTシャツを着てニッコリ
「岡山県は冬でもそんなに寒くないのでオールシーズン居心地がいいのですが、晴れが多いだけに、7月8月はけっこう暑い! ただ、岡山県の誇る桃とぶどうが一番美味しい季節でもあります。夏は日本中どこにいても暑いのであえて岡山に行って美味しいフルーツを食べるのもおすすめですよ」

伊原木県知事、豆原さん、ふなっしーの3人で大いに盛り上がった「晴れの国OKAYAMA魅力発見プロジェクト」キックオフ記者会見。岡山県には“晴れの国”ならではの過ごしやすさはもちろん、魅力的なスポットやグルメも盛りだくさん。ぜひこの夏は、岡山が誇る桃やぶどうを楽しみながら、豆原さん&ふなっしーのおすすめスポットを巡る旅を計画してみてくださいね!